awai

鉄と鉄

台湾MIZ旅行③

 

台湾3日目。

 

2日間お世話になった高雄のホテルを後にして、台北へ。

 

美しかった美麗島駅。

新幹線でぴゅーんと台北へ。本当に便利です。

とても大きな台北駅。

台北では周啓さんがおすすめしてくれたmangasickという本屋さんに行ってみることに。

でもその前にご飯…ということで、日本にいた時に調べておいた鶏肉飯やさんへ。

 

10個くらいの円卓が全部埋まっていて、ずっとにぎわってた。

きっとおいしいお店はたくさんあるんだと思うけど、私が行ったのは松江南京駅近くにある梁記嘉義雞肉飯。円卓に相席で座るような庶民的なお店。でも店内きれいだったな。

 

鶏肉飯と、選べる小鉢的なもの3品がついて120台湾ドルだったかなー。

私は左から堅豆腐?とブロッコリーと筍を選びました。

目玉焼きはついてきます。

 

見た目は地味だがとてもいい味の鶏肉飯。

気取らず飾らずおいしかったわーーー(歓喜)。

 

私の向かいには仕事中とおぼしき男性2人組が座り、

ぱぱーっとオーダーし、ぱぱーっと食べて、あっという間に去っていきました。

中華圏の人って本当に食事が早いよね。

(私がのんびりしすぎてるだけ?)

 

 

しっかりおなかも満たされたので、いざmangasick、漫画病へ。

 

Googleマップを頼りに、たぶんこの辺りのはず…なんだけど…。

民家? 民家なの???

このおう…ち…?がmangasickなのか? え???

 

 

ランプがついてる?

mangasickや~~~~

 

恐ろしいほどの隠れ家感。おおう、これはわからない。

ついでに18禁っぽいことが書いてある。

さすが周啓さん教えてくれる店が一味違う…。

 

 

さらに階段を下りていく。

 

店内の様子。入口ではイラストの展示も行われていました。

中は靴を脱いで上がる方式。おずおずと店内に入ってみると

 

すごい! ZINEや同人誌だらけ!! にゃーーー!

さらに嬉しかったのは、ほとんどのZINEに試し読みできるsampleがあること。すばらしいーーーーー。

 

青いシールがついてるのがsample本。内容は台湾語なので読めないけど、猫がかわいい漫画を1冊買いました。

嬉しくていっぱい立ち読みしてしまった(笑)。

 

日本の書店って写真撮影にナーバスな印象があったので、お店の方におずおずと「写真撮ってもいいですか?」と聞いてみたら大丈夫だということだったので、撮らせてもらいました。

お店の方がいかにも手練れの書店主さんって感じで、それもよかった(笑)。

 

うーん、1日いられる、と思いつつ、他にも回りたいところがいろいろあったので後ろ髪を引かれつつ、お店を後に。

 

mangasickがあったのが大安区という地域だったこともあり、大安区にあるレコードショップにも行ってみることに。

 

最初にWhite Wabbit Records。

 

名前に惹かれて行ったWhite Wabbit Records。うさぎ!

 

中の雰囲気もおしゃれな感じ。

 

かなりマニアックな品揃えに思ったけど、どうなんだろう…

それほど大きくはない店内だけど、コンパクトにしっかりした品揃えっぽい雰囲気。

日本のインディーズっぽいものも扱ってました。

 

とても親切なお兄さんがいました。

 

昨日聞いた布来梅はあるかしら?と思って聞いてみたけど、それは「out of stock」とのこと。残念。でも試聴もできるよーと勧めてくれたり、店員さんはとっても親切でした。

 

 

台湾の路地。なんてことのない場所だけど、なんか風情があって素敵だった。

 

続いてのお店は「先行一車」。

 

先行一車の外観。

お店の入口には古本がたっぷり。なんかそれだけで私にぴったりのいい場所なんじゃないかと思ってしまう。

 

2階のイラストの展示。偶然だけどmangasickの企画展っぽかった。

 

1階はバーとレコードがたっぷり。

 

大島弓子の漫画の中に、鍵をかけない新聞記者と小さな女の子の話があるのだけど、その物語を思い出したりした。主人公の女の子が新聞記者の部屋で過ごすシーンがあって。いろいろなものが「なるようになれ」とそこにある感じ。

そのシーンがとても好きだったんだけど、それを想起させるようなお部屋でした。

 

 

入口でかけられていたレコード。これだけでなんか不思議な感じ…。

 

ここでも写真を撮ってもいいか聞く私。

店主さん?は「オフコース!」とにこやかに答えてくれて、この頃には私はすっかり「台湾の人、みんないい人…」となる。みんな親切。

 

この部屋には何があるんだろうって、じっくりじっくり見ていたら、なかなかいい時間に。時間が足りない!

 

でも! やっぱりもう1度お茶したい! ということで

急ぎ足で茶藝館「紫藤盧(ツートンルー)」へ。

日本風の、歴史ある建物とのことで、雰囲気があってとても落ち着く空間でした。

 

お茶セット。お茶菓子は蜂蜜漬けの梅にしてみた。

お湯もたっぷり、お茶、香りがよくておいすぃ…。ほう…。

日本に帰ったら台湾茶にはまっちゃいそうだなぁってくらい、いい香り。

 

歩き疲れて1時間くらいはいたのだけど、飛行機の時間もあるし、ってことで泣く泣く店を後に。

 

 

大きな公園を突き抜けて再び桃園空港へー。

 

公園のねこ様。きゃわ。

 

台湾の美しい夕暮れ。

 

公園では高校生くらいの男の子たちがサッカーをしていて、どこか郷愁を誘うような景色でした。

 

しかし郷愁に浸るのもそこそこに、空港に向かわなくてはならず。

 

いちおう、航空会社のチェックインに間に合う電車を調べていて、ちょっと電車ぎりぎりかなー、急ぎ足急ぎ足…くらいに思っていたら、

 

台北駅のどのコインロッカーに荷物を入れたかを忘れる。きええええええええ。

 

台北駅めちゃ広かったのに、もう目印覚えてないかもーーーー(泣)。

 

薄れている記憶を引っ張り出し、6時間前の自分の行動を想像し(私はきっとこう動いたであろう…的な)、奇跡的に入れたコインロッカーを発見。

 

最初、ロッカーのパスワードを入れてもなかなか開かなくて、あせりにあせりまくっていたら、パスワードのプリントアウトだと思っていた紙が、鶏肉飯のお店のレシートだったっていう…。あせりすぎ。

 

なんとか荷物を取り出し、駅のホームを小走りで抜けて、桃園空港に通じる地下鉄駅へ。

 

きゃー切符がクレジットで買えない~~~(泣)。

目指した電車に間に合わない~~(泣)。

 

ってなりながら、切符の窓口に並んだら「クレジットカードを改札にタッチすればそのまま通れるよ」という窓口のお姉さんの言葉。おおう…。

本当に台湾は日本よりかなり進んでる。

 

電車は1本逃したものの、空港に着いてから小走りでチェックインカウンターに走ったら大丈夫だった。

ていうかなんなら到着機の遅れで、ロビーでちょっと待ち時間があったくらい。

往復peachにしたけど、快適でした。LCC、問題ないね!

 

 

 

そんなわけで、とっても充実した3日間。

楽しかったね! 

 

出会った人がみな、優しかったことがよかったのかもしれない。

もちろんご飯や景色、文化的なところも印象的なんだけど。

 

出会った人が、気取らず飾らず、それでいて日々を充実させて生きている感じがすごくあった。みんないい表情をしているんだよなぁ。

 

不自然に、頑張りに頑張りまくった何かではない、美しさと幸せがある気がした。

 

私自身は「オーガニック」とか「ていねいな暮らし」をしているタイプではないんだけどさ。

なんか等身大で生きながら、背伸びし続けたい、みたいな理想。

 

それもこれもMIZのライブが楽しかったから!(超重要)

ありがとう~(念)

 

そんな3日間でした。

 

おしまい。

台湾MIZ旅行②

2日目。

 

今日は特に予定もないので、高雄をふらっと散策。

 

昨日のMIZのライブのMCで周啓さんが「港のほうに行ってみた」というようなことを言っていたので、高雄は港町らしいし、海のほうに行ってみることに。

 

その前に、朝は大行列の豆漿のお店へ。元気なおばちゃんの台湾語に圧倒されたけど、なんとか鹹豆漿をげっと。やっぱり1ポーションがとても大きい。お豆腐だから食べられるんだけどね!

 

店先で台湾の人たちの朝を眺めながら食べる。ちょい辛。

 

この日は日曜日だったから、道路とかもそこまで混んでいる感じはせず、町ものんびりした感じだった。

 

地図を見ていたら、港に行く途中に高雄市立図書館があるので、こちらも寄ってみることに。

高雄市立図書館。

 

ここは本当にいいところだったな。

緑が多くて、ガラス窓からはたくさん光が入って明るい。

 

開館してすぐくらいの時間帯に、人々が列をなして図書館に吸い込まれていってる~。特に学生さんが多くてなんでだろうと思ったんだけど、1階から6階くらいまで、全面ガラス窓にそって机があって、みんなそこで勉強してた。すごい。

 

あと床にごろんと座って本を読んだり、ドリルみたいなのをやったりできるスペースもあって、家にいるみたいにリラックスしながら勉強してる子もいた。いいなぁ、ここなら家にいるよりここで勉強したほうが楽しいよね。

 

貸し出す本も人気らしき本は、広い台の上に平積みで5~6冊くらい重ねて置いてあって。

 

日本に帰国してから知ったのだけど、ここは民間から寄付金を募って書籍を購入してるとのことで、そこが日本と違うのかもしれない。(私が知らないだけで、日本でもそういう大きな図書館もあるのかもだけど)

 

屋上は池と緑のある休憩スペースでした。(館内は撮影禁止)

 

港が一望できるような素敵な休憩スペース。
勉強に飽きたとおぼしき男子学生3人がさぼってる姿もエモかった。

 

私は図書館でバイトをしていた時があったり、生涯学習とかに興味があったりもするので、とても勉強になると思いつつ、とにかくうらやましかった。近所に1つほしい。

 

その後は海辺をのんびりお散歩。日差しが強すぎず、雨も降らず。よかった。

ザ・曇天。デザイン的なアート施設を添えて。ここでもTTXCのイベントを開催していました。

 

歩き疲れたので、町の中心部に戻って「半九十茶屋」というお茶屋さんで休憩。朝の豆漿がたっぷりでおなかはすいてなかったので、お茶しようと思って。

 

ランチタイムにお茶ってちょっと迷惑だったかもしれないのに、ちょうどよいタイミングでささっとお代わりの保温ボトルを持ってきてくれるなど、優しいお店でした。

あとお茶が本当に香りがよかった!台湾龍井という種類で、どうやら分類としては緑茶らしい。高雄に行く人がいればおすすめしたい。

 

おいしかったので、お店で売っていたお茶をお土産用に購入。

私が飲んだものか確かめたくて、「これがそれ(台湾龍井)??」って聞きたかったんだけど、レジの女性の店員さんとカタコトの英語での会話になってしまい、お互い恥ずかしくなってなんとなくのボディランゲージで会話。

帰ったら語学を勉強しようと思った瞬間でした…。

左は勘で選んだお菓子「涼糕」(りゃんがお)。ぶどうゼリーと白羊羹の2層式。
ほんのりした甘さでおいしかった。

 

 

お茶を飲みながら、翌日、台北に行くか台中に行くかしばし悩む。

でももう今日の午後に台中行っちゃうか!と決断。

 

しかしその前に高雄の本屋さんも見ておきたいなってことで、三餘書店(TAKAO BOOKS)さんへ。

 

外観からしてそそられる趣。

入口は道路から奥まったところ。フライヤーがいっぱい貼ってあってライブハウスとか劇場の入口みたい。

地下では、台湾の民主主義運動を指揮した人の功績を振り返った展示企画をやっていた。
ここのスタッフさんもたいへん親切だった。

店内は台湾のZineらしきものがたくさん!おお!

買った漫画雑誌の1作品。ホラー漫画雑誌のようだったけど…。

 

たぶん、商業的な雑誌よりは、独自のセレクトで仕入れた本で構成されていたんだと思う。ほとんど何の本かはわからないけど、とても興味深い…(紙もの好き)

 

 

その後、新幹線に乗って台中へ。

私は新幹線の台中駅がそのまま台中駅だと勘違いしていたのだけど、

じつは新幹線の止まる駅は高速台中駅で、そこから乗り換えが必要だった…。

最初気づかず高速台中駅の外に出かけて、「なんか、地図と違う…」という違和感で駅に戻った(笑)。あぶない。

 

と、ここで、Wi-Fiの使用可能な通信量をオーバーし、スマホが使用不可能に…(涙)。

初日は慎重に使っていたのに2日目は調子に乗ってインスタのストーリーズとか見まくってたせい…。

 

ぎりぎりのところで、高速台中駅からローカル線で台中駅に行けることはわかったので、駅の案内板を頼りに台中駅に向かいました。

高速台中駅は、ローカル線の新烏日駅。おぼえた!

台中駅着いたー!明らかに人が、特に若者が多い。

 

台中駅に着く頃にはすっかり日が暮れはじめてしまっていたけれど、目当ての宮原眼科は21時くらいまでやっている!ということで、さっそく。

 

宮原眼科はスイーツショップなのだけど、店内の内装やパッケージが可愛いということで有名なお店です。

 

図書館をイメージしたという内装。どこを見てもキラキラしている…。

噂にたがわぬかわいさ! 360度どこを見てもかわいい! かわいい!(大興奮)

 

有名なアイスクリームもそこまで大行列じゃなかったので食べました。

ウーロン茶味のやつと、リンゴ味っぽいやつにしたんだったかな。

家族や友達へのお土産はここにしようとチョコやパイナップルケーキ、お茶などを買い込む。

 

相談にのってくれた店員さんが、なんとチョコプラやシソンヌの大ファンで、日本にも1年に何回かライブを見に来るそうで、日本語もペラペラでした。

何度目かの、やはり私も言葉を学ばねばならぬと思った瞬間…。

 

学ぶっていうか、好きになって、相手を知りたいという気持ちが、言葉や文化を知る大きな大きな原動力になるよね~。

 

台中駅前は夜市のお店がいっぱい出てたり、ストリートミュージシャンもいて、すごくにぎやか。

 

少し離れたところにある若者向けの町も見てみたかったのだけど、Googleマップなしに動くのはさすがに無理ー-夜も遅くなってきたしってことで、駅前を散策するのみに。(宮原眼科を楽しみすぎたという話も)

台中はもう1回行きたいな!

 

再び新幹線で高雄へ。

いったんホテルに戻り、やっぱりここまで来たら夜市ものぞいておきたいと再び出かける我。

高雄の六合夜市。そんなに混んでもなく、さらっと。時間が遅めだったからかな?

海鮮粥屋さん。屋台の手前にイカやエビ、牡蠣がたっぷり並んでいた。

 

左から2番目が牡蠣なんだけど、こんなにたくさんの牡蠣、見たことない(笑)

 

夜市では海鮮粥を頼んでみました。やはり高雄は海が近いので海鮮を食べてみたくて。

 

以前読んだ雑誌で、台湾の食べ物は「基本おいしいけど、日本人にはなにかぼんやりした味、ボケ味に感じる」というのを読んだことがあって。

この海鮮粥はまさにそれ! おいしいけど、どこかあいまいな、味???

 

海鮮粥。うん、やっぱりボケ味

テーブルの上に塩と七味があったので、海鮮のだしを味わった後は、ぱっぱとそれを振りながら食べました。そして牡蠣がごろごろと5~6個は入っていて、これを食べるのはけっこうチャレンジングかもしれない…(以前牡蠣食べてノロにかかったことがあるので)。と思いつつも、完食しました。

 

帰り道、デザートに普通サイズを頼んでもメガサイズっていうでっかいスイカジュースを買って(イメージとしてはマックのLサイズ)、この日は眠りました。

 

台湾MIZ旅行①

MIZが台湾でライブをするというので、ちょうど台湾には行きたかったこともあり、行ってみることにしました。

 

今年1月にもMIZ(とMONO NO AWARE)は台湾でライブをしていて、その時にも「行きたい!」と思ったのだけど、私がコロナ禍でパスポートの期限を切らしてしまっており……。その時はあえなく断念したという経緯があります。

 

なので! 今度こそ! ぜったいに行く~~!

しかもMIZが出演する「Taiwan Technology X Culture Expo」は入場無料。

海外公演のチケット手配の煩雑さもなく、とりあえずたどり着けば見れる、ね? 

ということでライブのある土曜日から3日間、10月14日(土)~16日(月)で旅程を組みました。

 

コロナ禍後、初海外で少し不安もあったのだけど、ある意味もっとも不安だったのは、行きのフライトがAM5:50発だったこと。遅刻魔としてはたいへん不安。

 

これってみんなどうするのタクシー使ったらLCCの意味なくない?

さすれば、終電で羽田に行って、チェックインの3時50分まで時間を潰そう…と思っていたら、うっかりWi-Fiをレンタルするのを忘れており。Wi-Fi受け取りのために22時頃には羽田空港に行かなくてはならんかったです。はい。

 

羽田空港のベンチでうっすら寝て、チェックインし、機内に無事に乗り込み、とにかく寝坊だけは避けたかったのでこれで一安心……と「蒸気でほっとアイマスク」を装着したら、もう桃園空港に到着してた。

アイマスクをつけた途端、速攻寝落ちてたらしい。寝落ちってこのことね!

 

朝焼けの羽田。

 

寝不足で1日だるかったらやだな、と思ってたけど、フライト中、思いのほか深く寝たようで、到着時に眠気やだるさはぜんぜんなかった。テンションが上がってて感じなかっただけかもだけど…。

 

空港を歩く人たちも、一見日本とあまり変わらないから異国に来た感じがあまりないような、しかし空港で食べたお粥にはシナモンがたっぷりかかってて、やっぱりここは異国、を感じるなどしました。

 

桃園空港からイベントが開催される高雄へ行くため、新幹線で左営駅へ(高雄へはそこからMRTという地下鉄乗り換え)。

左営駅前。看板の文字の大きさに台湾を感じる。

空港から約2時間ちょっと。想像していたより疲れていなかったので、このまま明日行こうと思ってた蓮池潭(リャンチータン)という名所に行ってみることに。

 

蓮の池にたくさんいたカモたち。

 

バスに乗るって書いてあるけど歩けるなと思い、30分ほど駅からてくてく歩き、ガイドブックなどでも有名な龍と虎の像に到着。

 

遠くから見える様子でうすうす気づいてたけど、工事中だね!あはは!(爽)

外観の工事だけかと思ったら、龍の口から入って虎の口から出るという厄払いもできない状況…。おおぅ。

 

後にMIZの2人もここに行ったストーリーズをアップしていて、やっぱり彼らも工事中の虎と龍に遭遇したのだな、と思うと面白く、無駄ではなかったと思うなど後からしました。

 

近くの派手派手なお寺も散策。

お寺。「ご自由にどうぞ」という水を飲みかけて危険すぎるかもしれんと思い直しやめる。

 

別の龍もいました。ちょっと面白いルックス…。

 

とにかく口から入れと念押しされていた龍のオブジェ。

 

この時点でお昼すぎくらいだったかな?

 

MIZの演奏は17時すぎからだったので、いったんホテルにチェックインすることに。

 

ホテルは3つ星ホテルで、ある程度安さで選んだわりには新しくてきれいなところだった。激狭ではあったんだけど。2段ベッド+シャワー&ユニットトイレみたいな。

でもアメニティーもついていたし、フロントの対応もよくて、1人で寝に帰るだけなら十分だった。

 

いざ、荷物を降ろしライブのある高雄中央公園へ。

ホテルから中央公園へは徒歩。万が一疲れちゃってもすぐ帰れるように会場近くにしていました。

 

中央公園のどこでやってるのか、日本で調べた限りでは不明だったのだけど、「まー行けばわかるかー」(適当)ってことで行ってみたら、やっぱり音が鳴っているのですぐわかりました(笑)。

 

ちょうどMIZの前の布来梅(BREMEN)という台湾のバンドの演奏が始まったところでした。

 

布来梅は重めでHMとHRとラップぽさをかけあわせたような感じ。ポップさもありつつ、ギターもサイケデリックな感じがあってけっこういいなと思った。そしてG.の子がどう見ても成順さんに激似。顔立ちっていうより、なんか雰囲気とか、そういうものが。好きですよね?成順さんのこと?好きですよね???ってすごく聞きたかったけど会場では会えず。聞いてみたかったなぁ。もう1人のG.の男の子も高校生みたいなルックスで、とてもかわいらしかったです。

 

次がMIZ

リハで椅子に座り、音のチェックをして、何か忘れ物をしたらしく控え室に戻ったりなどして。自然ですね。どこにいてもMIZMIZってことかしら。

 

見てる人は、年齢が上の人も若そうな子も、グループもカップルも、私みたいに一人の人も、いろんな人がてんでバラバラに芝生に座っていて。のびのびMIZを聴いている感じがよかった。

 

途中、成順さんが「カワイー!!!」(と聞こえる言葉。たぶん意味違う)って言ったら、台湾女子から「カワイー!」と声が上がっていたので、おお、コミュニケーションがとれている…!と感動した。Kawaiiは世界共通か。

 

逆に周啓さんは、中国語(?)で何か言ってみるも通じず、頑張って3回くらい同じことを言ってみるも通じず、通訳のハルさんが言い直したところやっと会場が「おお、そうか」みたいな空気になってたのが面白かった(笑)。中国語はイントネーションが大切だ(笑)。

 

その後、周啓さんがようらんの説明(酔っぱらって気をつけて)をしたりしながら、50分、10曲くらいやったと思う。

 

【セトリ】※順番はだいたい

君に会った日は

夏がきたら

夏のおわり

Where did you go?

パレード

空砲

芝生 

ようらん

バイクを飛ばして

 

ちょうど日が落ちる頃だったので、演奏中に太陽が沈んでいって周囲が次第に夕闇になっていくようすは本当にきれいで、そんな時間に聴くMIZはとてもよくて、本当に来てよかったなぁと思いました。

 

周啓さんも「高雄のような海のある町で育ったので海のある町は大好きです」というようなことを言っていたのでよかった。

 

 

無事にMIZを楽しめてほっと一安心。

 

安心したらおなかがすいたので、チャーシューを挟んだ肉まんのような刈包を買ったり(おいしかった)、梅酒を買ったり(おまけではっさくをくれた)しました。

 

ちなみに刈包は、会場を何周か回ってみて、どうしても刈包がおいしそうで選んだのだけど、行くたびに10個頼んでいるおばちゃんがいたり、とにかくとにかく大行列だったので、3回目の挑戦でやっと買えた時は嬉しかった(笑)。

 

お店の人も何度も来る外国人を不憫に思ったのか、私には待ってて、と。でも私の後の人には売り切れと言って断っているようでした。ラス1くれてありがとう…。

 

その後、VIDEOTAPEMUSICさんを見ていたら、脇から成順さんが飛び出してきてスマホで撮影していたので、まさに『そこに野生の成順があらわれた』だなぁと思ったりなどしました。VIDEOさんは、周啓さんも奇奇怪怪で話題にしてたけど、四国の失われたお祭りの記録映像などを映し出しながらのパフォーマンスで興味深かった。フィールドワーク音楽。

 

そんなわけで、台湾初日の夜は終わりました。

 

字入れ会

サイン会はあるけど「好きな文字、入れます」っていう「字入れ会」はあんまりないな

 

ってことで、周啓さんが一日店長&「字入れ会」をやるというので、9月30日(土)に下北沢 本屋B&Bに行ってみました。

 

文字を入れてもらうためには、本(またはビールとかなんでも)を買って整理券を手に入れねばなりません。

店内を1周ぐるっと回ってみて、やっぱり「奇々怪々明解事典」で取り上げられていた本が一番読んでみたいなと思い、「急に具合が悪くなる」(宮野真生子・磯野真穂著/晶文社刊)にしました。

 

5時からの字入れ会にはまだ時間があったので、いったん下北沢でお茶でも飲むことに。

 

それにしてもB&Bのある世田谷代田の駅前から下北沢南口のあたりは、気づけば私の知っている下北沢ではなく、あまりの変わりように、びっくりしつつ、おののきつつ、途中ビレッジヴァンガードで下北味のある空気をすーはーしつつ、ファーストキッチンで休憩しました。ふぅ……。以前、某バンドマンが早朝に女性と揉めていたあの下北沢駅前は今どこに…。

 

閑話休題

 

5時を目指してお店に戻るとエプロンをつけた周啓さんが…!

おお…!

 

お店は2階にあるのだけど、その手前のデッキのところで「字入れ会」が行われるようです。周啓さんの隣には担当編集・石原某氏の姿もありました。

 

夕暮れ時に。

お店で会ったアワレのファンのKさんと、周啓さんのエプロン姿についてひとしきり沸き、列に並び、無事に文字を入れてもらいました。

自分の好きな字を1文字ということで、かなり悩み、おまかせということも考えたのだけど、よく知らん人に言われても困るだろうし負担をかけたくなかったので、ひらがな1文字を決めていきました。

私「ひらがなでもいいですか~」

周「あー、ぜんぜんいいですよー」

ダメだと言われたら首でも締めようと思っていましたが、問題なくいいとのこと。よかったです。

いい感じに字を入れてもらえて満足。

 

休憩に入る直前にお願いして、写真も撮らせてもらいました、ありがとう。

字入れ会に臨む玉置店長。エプロンがお似合いです。

今見ると、エプロンに、ティアドロ型のサングラスって不思議な組み合わせだったかも…。

 

実は、新しく発売になった「奇々怪々」ではなく、前作「奇々怪々明解事典」のほうに字を入れてもらったのだけど、この本には他イベント(現国王@早稲田)の時に書いてもらった担当編集・石原氏のサインがすでに入っており・・・。

周啓さんが「字入れ」する場所を探してページをぱらぱらめくった時に、そのサインを発見。

周「著者より先に………」

少々気まずい時間が流れたことも付記しておきます。。。(笑ってたけども)

 

何回かにわけて「字入れ会」を実施していたようす。

 

その姿をちらと眺めたり、周啓さんが「奇々怪々」のために描いた「文字」の展示の最終日ということで、改めて数々の字をじっくり眺めたりしました。

原画展ではなく原字展

私が特に気に入っていた「スマホ以降の美しい顔」と玉泡(未使用?)

こんなに言葉の持つ手ざわりや、含む空気感までを表現した文字絵はなかなかないと思いました。あと単純にきれい。

 

その後、お客さんの波もひと段落ついたのか、気づけば周啓さんがB&Bに併設しているバーカウンターに立っていました。

バーカンに立つ周啓さん

いそう…!

こういう人、いるよいるいる、と思いつつ、

いや、やっぱいない、こんな変な人はいないはず、と思い直しつつ、

ビールなどを出してもらいました。

 

アワレのファンの人はフレンドリーかつ博識な人が多く、いろいろ面白いお話を聞かせてもらいました。

帰りにちょうど月見イベント(ざっくり)を下北沢でやっていて、満月のオブジェがあるというので、その場にいた人たちで見に行くことに。

海外からの旅行客もたくさんで、屋台も出ていてお祭りみたい。本当にびっくりするほど人が多かった。お月さまも大きくて面白かった。

 

なんだか不思議な1日だったけど、楽しい1日。

周啓さんもお疲れさまでした&ありがとうございました。

この日買った本は半分くらいまで読んだので、しっかり読み切りたい。