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鉄と鉄

台湾MIZ旅行①

MIZが台湾でライブをするというので、ちょうど台湾には行きたかったこともあり、行ってみることにしました。

 

今年1月にもMIZ(とMONO NO AWARE)は台湾でライブをしていて、その時にも「行きたい!」と思ったのだけど、私がコロナ禍でパスポートの期限を切らしてしまっており……。その時はあえなく断念したという経緯があります。

 

なので! 今度こそ! ぜったいに行く~~!

しかもMIZが出演する「Taiwan Technology X Culture Expo」は入場無料。

海外公演のチケット手配の煩雑さもなく、とりあえずたどり着けば見れる、ね? 

ということでライブのある土曜日から3日間、10月14日(土)~16日(月)で旅程を組みました。

 

コロナ禍後、初海外で少し不安もあったのだけど、ある意味もっとも不安だったのは、行きのフライトがAM5:50発だったこと。遅刻魔としてはたいへん不安。

 

これってみんなどうするのタクシー使ったらLCCの意味なくない?

さすれば、終電で羽田に行って、チェックインの3時50分まで時間を潰そう…と思っていたら、うっかりWi-Fiをレンタルするのを忘れており。Wi-Fi受け取りのために22時頃には羽田空港に行かなくてはならんかったです。はい。

 

羽田空港のベンチでうっすら寝て、チェックインし、機内に無事に乗り込み、とにかく寝坊だけは避けたかったのでこれで一安心……と「蒸気でほっとアイマスク」を装着したら、もう桃園空港に到着してた。

アイマスクをつけた途端、速攻寝落ちてたらしい。寝落ちってこのことね!

 

朝焼けの羽田。

 

寝不足で1日だるかったらやだな、と思ってたけど、フライト中、思いのほか深く寝たようで、到着時に眠気やだるさはぜんぜんなかった。テンションが上がってて感じなかっただけかもだけど…。

 

空港を歩く人たちも、一見日本とあまり変わらないから異国に来た感じがあまりないような、しかし空港で食べたお粥にはシナモンがたっぷりかかってて、やっぱりここは異国、を感じるなどしました。

 

桃園空港からイベントが開催される高雄へ行くため、新幹線で左営駅へ(高雄へはそこからMRTという地下鉄乗り換え)。

左営駅前。看板の文字の大きさに台湾を感じる。

空港から約2時間ちょっと。想像していたより疲れていなかったので、このまま明日行こうと思ってた蓮池潭(リャンチータン)という名所に行ってみることに。

 

蓮の池にたくさんいたカモたち。

 

バスに乗るって書いてあるけど歩けるなと思い、30分ほど駅からてくてく歩き、ガイドブックなどでも有名な龍と虎の像に到着。

 

遠くから見える様子でうすうす気づいてたけど、工事中だね!あはは!(爽)

外観の工事だけかと思ったら、龍の口から入って虎の口から出るという厄払いもできない状況…。おおぅ。

 

後にMIZの2人もここに行ったストーリーズをアップしていて、やっぱり彼らも工事中の虎と龍に遭遇したのだな、と思うと面白く、無駄ではなかったと思うなど後からしました。

 

近くの派手派手なお寺も散策。

お寺。「ご自由にどうぞ」という水を飲みかけて危険すぎるかもしれんと思い直しやめる。

 

別の龍もいました。ちょっと面白いルックス…。

 

とにかく口から入れと念押しされていた龍のオブジェ。

 

この時点でお昼すぎくらいだったかな?

 

MIZの演奏は17時すぎからだったので、いったんホテルにチェックインすることに。

 

ホテルは3つ星ホテルで、ある程度安さで選んだわりには新しくてきれいなところだった。激狭ではあったんだけど。2段ベッド+シャワー&ユニットトイレみたいな。

でもアメニティーもついていたし、フロントの対応もよくて、1人で寝に帰るだけなら十分だった。

 

いざ、荷物を降ろしライブのある高雄中央公園へ。

ホテルから中央公園へは徒歩。万が一疲れちゃってもすぐ帰れるように会場近くにしていました。

 

中央公園のどこでやってるのか、日本で調べた限りでは不明だったのだけど、「まー行けばわかるかー」(適当)ってことで行ってみたら、やっぱり音が鳴っているのですぐわかりました(笑)。

 

ちょうどMIZの前の布来梅(BREMEN)という台湾のバンドの演奏が始まったところでした。

 

布来梅は重めでHMとHRとラップぽさをかけあわせたような感じ。ポップさもありつつ、ギターもサイケデリックな感じがあってけっこういいなと思った。そしてG.の子がどう見ても成順さんに激似。顔立ちっていうより、なんか雰囲気とか、そういうものが。好きですよね?成順さんのこと?好きですよね???ってすごく聞きたかったけど会場では会えず。聞いてみたかったなぁ。もう1人のG.の男の子も高校生みたいなルックスで、とてもかわいらしかったです。

 

次がMIZ

リハで椅子に座り、音のチェックをして、何か忘れ物をしたらしく控え室に戻ったりなどして。自然ですね。どこにいてもMIZMIZってことかしら。

 

見てる人は、年齢が上の人も若そうな子も、グループもカップルも、私みたいに一人の人も、いろんな人がてんでバラバラに芝生に座っていて。のびのびMIZを聴いている感じがよかった。

 

途中、成順さんが「カワイー!!!」(と聞こえる言葉。たぶん意味違う)って言ったら、台湾女子から「カワイー!」と声が上がっていたので、おお、コミュニケーションがとれている…!と感動した。Kawaiiは世界共通か。

 

逆に周啓さんは、中国語(?)で何か言ってみるも通じず、頑張って3回くらい同じことを言ってみるも通じず、通訳のハルさんが言い直したところやっと会場が「おお、そうか」みたいな空気になってたのが面白かった(笑)。中国語はイントネーションが大切だ(笑)。

 

その後、周啓さんがようらんの説明(酔っぱらって気をつけて)をしたりしながら、50分、10曲くらいやったと思う。

 

【セトリ】※順番はだいたい

君に会った日は

夏がきたら

夏のおわり

Where did you go?

パレード

空砲

芝生 

ようらん

バイクを飛ばして

 

ちょうど日が落ちる頃だったので、演奏中に太陽が沈んでいって周囲が次第に夕闇になっていくようすは本当にきれいで、そんな時間に聴くMIZはとてもよくて、本当に来てよかったなぁと思いました。

 

周啓さんも「高雄のような海のある町で育ったので海のある町は大好きです」というようなことを言っていたのでよかった。

 

 

無事にMIZを楽しめてほっと一安心。

 

安心したらおなかがすいたので、チャーシューを挟んだ肉まんのような刈包を買ったり(おいしかった)、梅酒を買ったり(おまけではっさくをくれた)しました。

 

ちなみに刈包は、会場を何周か回ってみて、どうしても刈包がおいしそうで選んだのだけど、行くたびに10個頼んでいるおばちゃんがいたり、とにかくとにかく大行列だったので、3回目の挑戦でやっと買えた時は嬉しかった(笑)。

 

お店の人も何度も来る外国人を不憫に思ったのか、私には待ってて、と。でも私の後の人には売り切れと言って断っているようでした。ラス1くれてありがとう…。

 

その後、VIDEOTAPEMUSICさんを見ていたら、脇から成順さんが飛び出してきてスマホで撮影していたので、まさに『そこに野生の成順があらわれた』だなぁと思ったりなどしました。VIDEOさんは、周啓さんも奇奇怪怪で話題にしてたけど、四国の失われたお祭りの記録映像などを映し出しながらのパフォーマンスで興味深かった。フィールドワーク音楽。

 

そんなわけで、台湾初日の夜は終わりました。