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鉄と鉄

字入れ会

サイン会はあるけど「好きな文字、入れます」っていう「字入れ会」はあんまりないな

 

ってことで、周啓さんが一日店長&「字入れ会」をやるというので、9月30日(土)に下北沢 本屋B&Bに行ってみました。

 

文字を入れてもらうためには、本(またはビールとかなんでも)を買って整理券を手に入れねばなりません。

店内を1周ぐるっと回ってみて、やっぱり「奇々怪々明解事典」で取り上げられていた本が一番読んでみたいなと思い、「急に具合が悪くなる」(宮野真生子・磯野真穂著/晶文社刊)にしました。

 

5時からの字入れ会にはまだ時間があったので、いったん下北沢でお茶でも飲むことに。

 

それにしてもB&Bのある世田谷代田の駅前から下北沢南口のあたりは、気づけば私の知っている下北沢ではなく、あまりの変わりように、びっくりしつつ、おののきつつ、途中ビレッジヴァンガードで下北味のある空気をすーはーしつつ、ファーストキッチンで休憩しました。ふぅ……。以前、某バンドマンが早朝に女性と揉めていたあの下北沢駅前は今どこに…。

 

閑話休題

 

5時を目指してお店に戻るとエプロンをつけた周啓さんが…!

おお…!

 

お店は2階にあるのだけど、その手前のデッキのところで「字入れ会」が行われるようです。周啓さんの隣には担当編集・石原某氏の姿もありました。

 

夕暮れ時に。

お店で会ったアワレのファンのKさんと、周啓さんのエプロン姿についてひとしきり沸き、列に並び、無事に文字を入れてもらいました。

自分の好きな字を1文字ということで、かなり悩み、おまかせということも考えたのだけど、よく知らん人に言われても困るだろうし負担をかけたくなかったので、ひらがな1文字を決めていきました。

私「ひらがなでもいいですか~」

周「あー、ぜんぜんいいですよー」

ダメだと言われたら首でも締めようと思っていましたが、問題なくいいとのこと。よかったです。

いい感じに字を入れてもらえて満足。

 

休憩に入る直前にお願いして、写真も撮らせてもらいました、ありがとう。

字入れ会に臨む玉置店長。エプロンがお似合いです。

今見ると、エプロンに、ティアドロ型のサングラスって不思議な組み合わせだったかも…。

 

実は、新しく発売になった「奇々怪々」ではなく、前作「奇々怪々明解事典」のほうに字を入れてもらったのだけど、この本には他イベント(現国王@早稲田)の時に書いてもらった担当編集・石原氏のサインがすでに入っており・・・。

周啓さんが「字入れ」する場所を探してページをぱらぱらめくった時に、そのサインを発見。

周「著者より先に………」

少々気まずい時間が流れたことも付記しておきます。。。(笑ってたけども)

 

何回かにわけて「字入れ会」を実施していたようす。

 

その姿をちらと眺めたり、周啓さんが「奇々怪々」のために描いた「文字」の展示の最終日ということで、改めて数々の字をじっくり眺めたりしました。

原画展ではなく原字展

私が特に気に入っていた「スマホ以降の美しい顔」と玉泡(未使用?)

こんなに言葉の持つ手ざわりや、含む空気感までを表現した文字絵はなかなかないと思いました。あと単純にきれい。

 

その後、お客さんの波もひと段落ついたのか、気づけば周啓さんがB&Bに併設しているバーカウンターに立っていました。

バーカンに立つ周啓さん

いそう…!

こういう人、いるよいるいる、と思いつつ、

いや、やっぱいない、こんな変な人はいないはず、と思い直しつつ、

ビールなどを出してもらいました。

 

アワレのファンの人はフレンドリーかつ博識な人が多く、いろいろ面白いお話を聞かせてもらいました。

帰りにちょうど月見イベント(ざっくり)を下北沢でやっていて、満月のオブジェがあるというので、その場にいた人たちで見に行くことに。

海外からの旅行客もたくさんで、屋台も出ていてお祭りみたい。本当にびっくりするほど人が多かった。お月さまも大きくて面白かった。

 

なんだか不思議な1日だったけど、楽しい1日。

周啓さんもお疲れさまでした&ありがとうございました。

この日買った本は半分くらいまで読んだので、しっかり読み切りたい。