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鉄と鉄

台湾MIZ旅行③

 

台湾3日目。

 

2日間お世話になった高雄のホテルを後にして、台北へ。

 

美しかった美麗島駅。

新幹線でぴゅーんと台北へ。本当に便利です。

とても大きな台北駅。

台北では周啓さんがおすすめしてくれたmangasickという本屋さんに行ってみることに。

でもその前にご飯…ということで、日本にいた時に調べておいた鶏肉飯やさんへ。

 

10個くらいの円卓が全部埋まっていて、ずっとにぎわってた。

きっとおいしいお店はたくさんあるんだと思うけど、私が行ったのは松江南京駅近くにある梁記嘉義雞肉飯。円卓に相席で座るような庶民的なお店。でも店内きれいだったな。

 

鶏肉飯と、選べる小鉢的なもの3品がついて120台湾ドルだったかなー。

私は左から堅豆腐?とブロッコリーと筍を選びました。

目玉焼きはついてきます。

 

見た目は地味だがとてもいい味の鶏肉飯。

気取らず飾らずおいしかったわーーー(歓喜)。

 

私の向かいには仕事中とおぼしき男性2人組が座り、

ぱぱーっとオーダーし、ぱぱーっと食べて、あっという間に去っていきました。

中華圏の人って本当に食事が早いよね。

(私がのんびりしすぎてるだけ?)

 

 

しっかりおなかも満たされたので、いざmangasick、漫画病へ。

 

Googleマップを頼りに、たぶんこの辺りのはず…なんだけど…。

民家? 民家なの???

このおう…ち…?がmangasickなのか? え???

 

 

ランプがついてる?

mangasickや~~~~

 

恐ろしいほどの隠れ家感。おおう、これはわからない。

ついでに18禁っぽいことが書いてある。

さすが周啓さん教えてくれる店が一味違う…。

 

 

さらに階段を下りていく。

 

店内の様子。入口ではイラストの展示も行われていました。

中は靴を脱いで上がる方式。おずおずと店内に入ってみると

 

すごい! ZINEや同人誌だらけ!! にゃーーー!

さらに嬉しかったのは、ほとんどのZINEに試し読みできるsampleがあること。すばらしいーーーーー。

 

青いシールがついてるのがsample本。内容は台湾語なので読めないけど、猫がかわいい漫画を1冊買いました。

嬉しくていっぱい立ち読みしてしまった(笑)。

 

日本の書店って写真撮影にナーバスな印象があったので、お店の方におずおずと「写真撮ってもいいですか?」と聞いてみたら大丈夫だということだったので、撮らせてもらいました。

お店の方がいかにも手練れの書店主さんって感じで、それもよかった(笑)。

 

うーん、1日いられる、と思いつつ、他にも回りたいところがいろいろあったので後ろ髪を引かれつつ、お店を後に。

 

mangasickがあったのが大安区という地域だったこともあり、大安区にあるレコードショップにも行ってみることに。

 

最初にWhite Wabbit Records。

 

名前に惹かれて行ったWhite Wabbit Records。うさぎ!

 

中の雰囲気もおしゃれな感じ。

 

かなりマニアックな品揃えに思ったけど、どうなんだろう…

それほど大きくはない店内だけど、コンパクトにしっかりした品揃えっぽい雰囲気。

日本のインディーズっぽいものも扱ってました。

 

とても親切なお兄さんがいました。

 

昨日聞いた布来梅はあるかしら?と思って聞いてみたけど、それは「out of stock」とのこと。残念。でも試聴もできるよーと勧めてくれたり、店員さんはとっても親切でした。

 

 

台湾の路地。なんてことのない場所だけど、なんか風情があって素敵だった。

 

続いてのお店は「先行一車」。

 

先行一車の外観。

お店の入口には古本がたっぷり。なんかそれだけで私にぴったりのいい場所なんじゃないかと思ってしまう。

 

2階のイラストの展示。偶然だけどmangasickの企画展っぽかった。

 

1階はバーとレコードがたっぷり。

 

大島弓子の漫画の中に、鍵をかけない新聞記者と小さな女の子の話があるのだけど、その物語を思い出したりした。主人公の女の子が新聞記者の部屋で過ごすシーンがあって。いろいろなものが「なるようになれ」とそこにある感じ。

そのシーンがとても好きだったんだけど、それを想起させるようなお部屋でした。

 

 

入口でかけられていたレコード。これだけでなんか不思議な感じ…。

 

ここでも写真を撮ってもいいか聞く私。

店主さん?は「オフコース!」とにこやかに答えてくれて、この頃には私はすっかり「台湾の人、みんないい人…」となる。みんな親切。

 

この部屋には何があるんだろうって、じっくりじっくり見ていたら、なかなかいい時間に。時間が足りない!

 

でも! やっぱりもう1度お茶したい! ということで

急ぎ足で茶藝館「紫藤盧(ツートンルー)」へ。

日本風の、歴史ある建物とのことで、雰囲気があってとても落ち着く空間でした。

 

お茶セット。お茶菓子は蜂蜜漬けの梅にしてみた。

お湯もたっぷり、お茶、香りがよくておいすぃ…。ほう…。

日本に帰ったら台湾茶にはまっちゃいそうだなぁってくらい、いい香り。

 

歩き疲れて1時間くらいはいたのだけど、飛行機の時間もあるし、ってことで泣く泣く店を後に。

 

 

大きな公園を突き抜けて再び桃園空港へー。

 

公園のねこ様。きゃわ。

 

台湾の美しい夕暮れ。

 

公園では高校生くらいの男の子たちがサッカーをしていて、どこか郷愁を誘うような景色でした。

 

しかし郷愁に浸るのもそこそこに、空港に向かわなくてはならず。

 

いちおう、航空会社のチェックインに間に合う電車を調べていて、ちょっと電車ぎりぎりかなー、急ぎ足急ぎ足…くらいに思っていたら、

 

台北駅のどのコインロッカーに荷物を入れたかを忘れる。きええええええええ。

 

台北駅めちゃ広かったのに、もう目印覚えてないかもーーーー(泣)。

 

薄れている記憶を引っ張り出し、6時間前の自分の行動を想像し(私はきっとこう動いたであろう…的な)、奇跡的に入れたコインロッカーを発見。

 

最初、ロッカーのパスワードを入れてもなかなか開かなくて、あせりにあせりまくっていたら、パスワードのプリントアウトだと思っていた紙が、鶏肉飯のお店のレシートだったっていう…。あせりすぎ。

 

なんとか荷物を取り出し、駅のホームを小走りで抜けて、桃園空港に通じる地下鉄駅へ。

 

きゃー切符がクレジットで買えない~~~(泣)。

目指した電車に間に合わない~~(泣)。

 

ってなりながら、切符の窓口に並んだら「クレジットカードを改札にタッチすればそのまま通れるよ」という窓口のお姉さんの言葉。おおう…。

本当に台湾は日本よりかなり進んでる。

 

電車は1本逃したものの、空港に着いてから小走りでチェックインカウンターに走ったら大丈夫だった。

ていうかなんなら到着機の遅れで、ロビーでちょっと待ち時間があったくらい。

往復peachにしたけど、快適でした。LCC、問題ないね!

 

 

 

そんなわけで、とっても充実した3日間。

楽しかったね! 

 

出会った人がみな、優しかったことがよかったのかもしれない。

もちろんご飯や景色、文化的なところも印象的なんだけど。

 

出会った人が、気取らず飾らず、それでいて日々を充実させて生きている感じがすごくあった。みんないい表情をしているんだよなぁ。

 

不自然に、頑張りに頑張りまくった何かではない、美しさと幸せがある気がした。

 

私自身は「オーガニック」とか「ていねいな暮らし」をしているタイプではないんだけどさ。

なんか等身大で生きながら、背伸びし続けたい、みたいな理想。

 

それもこれもMIZのライブが楽しかったから!(超重要)

ありがとう~(念)

 

そんな3日間でした。

 

おしまい。